自分にも他人にも優しい、何者でもない人になりたいか?
受験競争を勝ち抜き、入社競争も勝ち抜き、やっと手に入れた大企業正社員ステータス。
目の前に広がるのは、実務を子会社やコンサルにアウトソースして、調整メールを転送するためにパソコンで ctrl F を押している大人達。
残業しないでいい、好きな時に休んでいい、海外赴任もしなくていい。
そんな環境に、自分が歳をとった時に具体的なスキルが付かない目の前の大人になってしまうという危機感を持って辞めていく若者は多いのではないでしょうか。
机を蹴飛ばして、怒鳴る上司が求められているわけではありません。
同時に、自分がやるしかないという現場経験が無くして、人は育つのでしょうか?
火災現場に行ったことのない消防士
患者に接した事のない医者
そんなプロフェッショナルなら誰も頼りにはしません。
営業した事のない社長、
コードを書けない情報部門長、
税会計士でもない財務部長、
そんな会社は多いのではないでしょうか。
自分にも他人にも優しい、何者でもない人になりたくない、そんな思いを若者は持っているのではないでしょうか。
記事内容:イチローも警鐘を鳴らした…「大人に叱ってもらえない」Z世代が直面する「やさしさという残酷」(御田寺 圭) | 現代ビジネス | 講談社(1/6) (gendai.media)