ジャック・マーですら、突然姿を消すような国が世界をリードできるのか?
今から20年ほど前、“アメリカ一強の時代は終わった! これからはBRICs(ブリックス)!” と謳われた時代がありました。
BRICs(ブリックス)とは2000年代以降に著しい経済発展を遂げた5か国(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ共和国 )の総称です。
では20年経った今、BRICs(ブリックス)は世界の覇権を握ったでしょうか?
答えは、相変わらず世界秩序はアメリカを中心に動いているという事実です。
ジャック・マーですら、突然姿を消すような国で、安心して家族と生活し、資産を保全できるでしょうか?
圧倒的な経済力や軍事力に加えて、自分の生命、資産を法律が守ってくれていて、安心して家族で暮らせる、法治国家であるアメリカの強さが、果たしてBRICs(ブリックス)にどこまであるでしょうか?
グローバルサウスと聞こえば良いですが、BRICs(ブリックス)の二の舞いにならないか、冷静に見る姿勢が必要かもしれません。