労働者保護 守っているのは特権階級の正社員? At will or At Ease?
労働法はそれぞれの国で制度として大きく異なります。
米国は50の州がそれぞれ独自の労働法を適用している為、例えばカリフォルニア州とテキサス州では、雇用リスクは大きく違います。
米国法上では一般的に”労働者は好きな時に辞められる”だから”会社もいつでも労働者を解雇できる”という任意雇用(At Will)という労働法の原則があります。
いつでも労働者を首にできるなんてひどい!
そう思われるかもしれません。しかし解雇が難しければ難しいほど、経営者は必然的に正社員の雇用を制限せざるを得ないのではないでしょうか。
結果として、正社員に空きがいつまでもなく、若い世代は非正規雇用という選択肢しか、なくなってしまっている可能性があります。
労働者保護、本当に守っているのは特権階級の正社員という事では、本末転倒です。