NewsPicksコメント- アルトマン氏の復職、マイクロソフト含むオープンAI株主が要求

速報!

株主が取締役会全員に辞任を要求して、アルトマン氏に復職を依頼しているとの報道。

事実であれば株主としては、今回アルトマン氏の解雇に繋がった何らかの問題よりも、アルトマン氏を失う事の方が重大と判断したとの事でしょう。

法律上では会社は明確に株主のものです。経営陣が取締役会と対立すれば、取締役会が勝ちます。ただし、取締役会は株主には勝てません。

取締役会が急いだ解雇事由はなんだったのか、ますます続報が待たれます。

OpenAIの発表で注目すべきは下記の点です。

アルトマン氏の退任は、彼が取締役会とのコミュニケーションにおいて一貫性のある誠実さを欠いていたと結論付けた取締役会による慎重なレビュープロセスを経て行われました。これにより、取締役会は彼を信頼して、OpenAIを引き続き経営する能力があると考えていません。

共同創立者同士な軋轢や内部問題などの憶測ではなく、現時点で把握出来る事実は、少なくともOpenAI取締役はアルトマン氏が本来は取締役会に正確に報告しなければならない事象の報告を正確にしなかった、もしくは十分にしなかった可能性があります。

先日破綻したWeWork Workのような創業者による経営問題が外部にも漏れ聞こえる状態ではないにも関わらず、アルトマン氏のようなスター経営者の追放には取締役会としても相当、慎重になります。

発表でも”慎重なレビュープロセスを経て行われました。”とわざわざ書いています。

逆に言えば、それほどまでに重大な問題が露呈したという事でしょう。

取締役会からの追加報告が待たれます。

記事内容:アルトマン氏の復職、マイクロソフト含むオープンAI株主が要求 (newspicks.com)