放漫経営是正のカギは株主訴訟か?!
会社は誰のものか、という議論がありますが、会社法上では明確に株主のものとされています。
会社の成功は、リスクをとって資本投下した株主がいたから最初の一歩が踏み出せたので、株主は会社にとって、まさに生みの親。
株主は当然、日々の会社経営には携わらないので、経営陣が日々の運営を行います。経営陣に取ってみると、株主は結果、説明責任を求められる目の上のたん瘤、放任経営をさせてくれるほうがありがたいというところが本心なのではないでしょうか。
一部、リークされているやり取りを見ても、OpenAIはイーロンマスクを始め、多くの投資家がオープンソースソフトウェアのようなAIを目指して、非営利団体のOpenAIに投資をしました。
その後、非営利団体の下に営利団体を作り、Microsoftとの協業を推し進め、解任騒ぎの際にはMicrosoftへの大量移籍をチラつかせながら株主、取締役を振り回しました。
一連の流れに投資家に対するインフォードコンセントはあったのか、裁判の結果が待たれます。
放漫経営是正のカギは株主訴訟にあるのではないでしょうか。