NewsPicksコメント-SVBの全ての預金保護、米当局が検討-ワシントン・ポスト紙

守るべきは預金者・金融システム   問われるべきは銀行の経営責任、投資家の自己責任

シリコンバレー銀行に関して今、大きく2つの論点があります。

1)守るべきは預金者・金融システム
DFDICにより保護されない25万ドル(約3400万円)以上の預金に関して、現時点ではいつ、いくらまで回収出来るかが不明です。

自分の銀行もシリコンバレー銀行のように潰れてしまうのでは?そうなったら資金にアクセス出来なくなり、経営が健在な自社も資金繰りが出来ずに潰れてしまうのでは? という不安がアメリカ中に渦巻いており、財務的に脆弱と見られている銀行からパニックのように預金引き出しが行われようとしています。

そのような事態に陥ればシリコンバレー銀行以外も潰れる銀行が出て来て、金融システム全体に問題が拡大する可能性があります。

現時点では一部報道で連邦政府が預金者の保護に関して何らかのアナウンスを行うとされていますが、これが出るまでは月曜日のパニック預金引き出しが起こる可能性が非常に高くなり、金融システム全体のリスクになりかねません。

2)問われるべきは銀行の経営責任、投資家の自己責任

イエレン米国連邦財務長官は土曜日の報道のインタビューでシリコンバレー銀行の経営者、債権者、投資家の救済は行わないと言及しています。

銀行のビジネスが買収されても、預金者保護・金融システムリスク軽減とは別問題です。

現時点では多くにベンチャーキャピタルなどが、再生し健全化したシリコンバレー銀行とはビジネスを継続するという共同メッセージを出していますが、今日にでもキャッシュが必要な企業にとっては何の助けにもなりません。

また、一部スタートアップ経営者有志が用意している書類は、すぐに口座開設が出来る金融機関の案内と貸付契約書の雛形です。預金残高へアクセスが出来るかどうかわからない状態で貸付主を見つける事は不可能に近い状態です。

記事内容:SVBの全ての預金保護、米当局が検討-ワシントン・ポスト紙 – Bloomberg

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