庶民に持ち家は叶わぬ夢か? 限りある土地は投資家のものか、住民のものか?
2008年のリーマンクラッシュから15年間ずっと上昇し続けてきた不動産価格が、急激な利上げによってやっと下落に転じました。
ニューヨーク、サンフランシスコ、ロサンゼルス、東京などのメトロポリスの不動産価格はすでに庶民の手には遥か届かない水準になりました。
価格調整で庶民も再び購入できるようになるかと期待していたら、下落した不動産が余裕のある富裕層の投資対象になり大きな価格下落はあまり期待出来ないかもしれません。
生活に必須な不動産を投資対象にして価格を釣り上げ、市民には購入出来ない状態にしてしまった事は、この世代の大きな罪ではないでしょうか。
この問題に対して、バンクーバーなどの一部の地域は非居住者による不動産購入を規制しています。
居住者でなければ高い税金を払うような規制もあれば、非居住による不動産取得の禁止など、対応は様々です。
住民に手が届かない不動産を投資対象にする事に対して、積極的に協議しなければ、土地は外国人投資家のものだからけという事になります。
庶民に持ち家は叶わぬ夢か? 限りある土地は投資家のものか、住民のものか?